DHstyle 2026年冬号
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72 DHstyle 2026 WINTER表❶ 歯石探知に使用する器具とエクスプローリング(Exploring:探索)とプロービング(Probing:精査)の違い目的器具到達性(接触の特徴)点で接触(ポケット底までは確実に届かない)エクスプローラープローブ(PCP12)点でポケット底まで到達点+面で接触。広いポケット底に届く① オリジナル(標準:図1a、c)② ミニファイブ/点+面+広い、深い、狭いポケット底まで到達LMミニ(図1b、d)③ 摩耗したLMミニ(使用により小さくなった: 図1e、f)点+小さい面+広い、非常に狭く深部のポケット底まで到達おもに明視野・触れる・なぞる上下動は小さい盲目下での上下動が大きい歯周炎のポケットの探知しながらSRP・垂直・⽔平・斜めストローク繊細な触知(セメント質の感覚を感じる)で探知しながら、SRP・垂直・⽔平・斜めストローク⾼感度な触知中⼼のSRP・おもに垂直ストロークおもな操作初診・メインテナンス時の診査、スクリーニング測定、病態把握SRP+歯石探知深部のSRP+歯石探知深部歯石の最終確認・取り残し防止活用法範囲全体を広く局所を詳しく局所を詳しく①よりも局所を詳しく・さらに深く②よりも局所を詳しく・最深部・最狭部 最初に、エクスプローリングとプロービングの言葉の意味の違いについて確認しておきます。エクスプローリングとは探索、探査(広範な未知のものを探る)という意味があり、プロービングとは、精査(既知のものを詳しく調べる)という意味があります。 そして臨床では、下記のような意味の違いがあります。エクスプローリング(探索、探査):歯面全体を広く触って、歯石の“気配”を探る(広く浅く)。プロービング(精査):歯周ポケット内の特定ポイントを深く触って、歯石の“確証”を得る(狭く深く)。 これらを臨床で活用する際の違いを表1にまと※①②③は、鋭利なグレイシーキュレット#11/12第10回 歯石探知におけるエクスプローリング(Exploring)とプロービング(Probing)の目的は、歯石の有無、硬さ、歯根面の形態、スケーリング後の評価(歯石の取り残しの確認)であると教科書1)には示されています。そこで、経験の浅い術者は、そのどちらでも問題ないと認識してしまうことがあります。 ところが、この2つの目的をよく調べてみると、前者は「歯石の有無、硬さの探査、歯根面の形態の探査」とされています。後者では「歯石の有無、硬さの探知、歯根面の形態の確認」といわれています。文章だけでは同じ意味合いに感じてしまいますが、実際の臨床ではまったく異なった使用目的があるのです。根面触知の感覚を極めたセメント質を一層残すSRP

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