山下剛史先生による書籍ご紹介動画
著者の山下剛史先生(税理士法人キャスダック)に、本書籍の特徴・読みどころをご紹介いただきました。
ぜひご覧になってみてください!
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本書の特徴
どこに、どれくらいのお金を使えばよいのかがわかる!
年商1億円を達成している5人の先生の事例をご紹介!
- 広告投資 丸橋伸行 先生 のぶ歯科クリニック(兵庫県)
- 広告投資 白鳥智也 先生 しらとり歯科・矯正歯科(千葉県)
- 人材投資 島田賢二 先生 しまだ歯科クリニック(大阪府)
- 器材投資 伊藤尚史 先生 伊藤歯科クリニック(兵庫県)
- 器材投資 片平信弘 先生 片平歯科医院(東京都)
今の経営に悩む先生だけでなく、これから開院する先生にもオススメ!
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目次
はじめに 年商1億円を達成するためには「設計図」が必要である |
第1章 歯科医院は「年商1億円」が一番幸せである |
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第2章 9割のドクターが年商1億円を達成できない本当の理由 |
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第3章 あなたの医院が最短で年商1億円を達成する「設計図」 |
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第4章 年商1億円を達成するための「広告投資」戦略 |
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第5章 年商1億円を達成するための「人材投資」戦略 |
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第6章 年商1億円を達成するための「器材投資」戦略 |
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第7章 どうして年商1億円を達成しても医院にお金が残らないのか? |
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あとがき お金の使い方はあなたの「生き様」である |
事例 01 | “そこにある”だけで自然と患者が集まる広告投資の魅力 (兵庫県・のぶ歯科クリニック) |
事例 02 | 時代や地域性を見極めた戦略を立て、広告投資を行う (千葉県・しらとり歯科・矯正歯科) |
事例 03 | 採用から教育まで時間をかけて徹底的に人材を育てる (大阪府・しまだ歯科クリニック) |
事例 04 | 設備、器材への投資、そして、「移転」。幸せを追求し続ける (兵庫県・伊藤歯科クリニック) |
事例 05 | 臆せず積極的な器材投資が成功への近道 (東京都・片平歯科医院) |
※詳細につきましては下記PDFよりご覧下さい。
試し読み!
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詳細情報
『歯科専門税理士が教える 年商1億円医院の設計図』

本体 3,600円+税
A5判・204頁
【著】山下剛史(税理士法人キャスダック)
歯科医院の5%しか達成していない年商1億円。著者の山下剛史氏は「クライアントの45%以上が年商1億円医院」という実績を上げている。成功の法則から導き出された「設計図」どおりに経営すれば、年商1億円を達成できることを示したのが本書である。
まず、なぜ年商1億円を目指すべきなのかを述べ、なかなか達成できない要因を分析。そして、その打開策を年商1億円医院の経営数値や共通項を参照しつつ詳説する。また、青色申告決算書を用いた「設計図」の作成方法を解説し、投資戦略における次の一手を示した。「広告投資」「人材投資」「器材投資」、それぞれに特化して年商1億円を達成した院長へのインタビューにもご注目いただきたい。
歯科医院が最短で年商1億円を達成するための必読書である。
【著者プロフィール】
大手税理士法人・医療系コンサルティング会社を経て、2003年に歯科専門のデンタルクリニック会計事務所を設立。2014年に税理士法人キャスダックに改組。税理士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(CFP®)。「歯科医院のキャッシュの最大化」をモットーに、医院の節税・数値分析、キャッシュフロー改善コンサルティングなど税務会計の枠を超えた幅広いサービスを展開。2018年現在、約50%のクライアントが年間売り上げ8,000万円以上を達成している。
数多くの開業も手がけ、開業して数ヵ月でレセプト300枚を達成するクライアントも多数。クライアントには開業して間もない30~40代のやる気に溢れた先生が多く、歯科医院のパワーパートナーとして関西・関東を中心に活躍している。
おもな著書に『利益を出す経営の極意』、『キャッシュ最大化計画』、『あなたの歯科医院を90日で成功させる』、『スタッフのヤル気が歯科医院を発展させる』、『歯科医院にお金を残す節税の極意』(いずれもクインテッセンス出版)がある。
◎ 著者の山下剛史先生による、本書籍の「寄稿(月刊デンタルダイヤモンド2019年5月号)」を特別掲載いたします。
歯科医院の院長という仕事はかなりたいへんである。日々の診療のみならず、患者さんのクレーム対応、スタッフとのトラブルや退職、そして資金繰りや銀行との交渉など、勤務医時代には必要のなかったストレスやトラブルに日々頭を悩ますことになる。
一般的な企業であれば、営業、人事、総務などそれぞれ部門が分かれていて、これらの問題の大半は各部門で解決される。しかし、歯科医院では、通常これらの問題は院長一人で対応しなければならない。
そう考えると、ある程度の年収がなければ、歯科医院を開業するという選択は正直、割に合わない。では、歯科医院を開業したら、どれくらいの年収を目指すべきなのか? そして、それを達成する年商(年間売上)はどれぐらいなのだろうか?
歯科医師の「幸せな年収」とは?
当たり前のことだが、お金はないよりもあったほうが幸せに決まっている。では、「幸せな年収」とはどれくらいなのか。ある学者の研究では、「幸福度」は世帯年収が800万円までは収入に比例して増えるが、その後そのカーブは緩やかになり、1,500万円を超えると幸福度はほとんど上がらなくなるという。つまり、年収による幸福度は一定のところで限界に達し、それ以降は緩やかなカーブになるというわけだ(図①)。ここから、世帯年収1,500万円を目指すのが一番「幸せのコスパ(コストパフォーマンス)」が高いことになるのである。
図① お金の幸福度曲線
ただ、一般的なサラリーマンの「幸せのコスパ」が最大になる世帯年収が1,500万円であるのに対し、歯科医師の「幸せのコスパ」が最大になる世帯年収は2,000万円ぐらいと筆者は考える。なぜならば、生活レベルが一般的なサラリーマンよりも高めであり、教育などにお金がかかることが多いので、1,500万円では少しもの足りないからである。
それでは、世帯年収で2,000万円を得ることができる歯科医院の年商はどれくらいになるだろうか? 弊社のデータベースから、院長と奥様に2,000万円の給与を支払っている医院の年商をみると、およそ1億円である。つまり、「幸せのコスパ」が最も高い世帯年収を得ることができる歯科医院の年商は、1億円なのである。
「設計図」から年商1億円を目指す
もちろん、年商が1億円でなくても、十分に幸せな生活を送ることはできる。しかし、リスクをとってせっかく開業するのであれば、やはりこの「幸せのコスパ」が最も高くなる年商1億円を目指すべきである。
逆に、この世帯年収2,000万円を達成していれば、給与が増えてもほとんど幸福度は上がらない。たとえば年収2,000万円のドクターが、年収2,300万円になっても、それはほとんど数字や税金面での対策であり、そこに「年収が300万円も上がった」という喜びはほとんどない。つまり、一定の年収を達成すると、後は単なる「数字」になってしまうのだ。現に、医療法人のクライアントと役員報酬を決めるとき、2,000万円が2,500万円になったといって大喜びされる先生はほとんどいないことをみると、やはり年収は一定の限界値を超えると幸福度は上がらなくなるのは事実だと思われる。
歯科医院を経営していると、「いったい自分はどこまで頑張ればよいのか」がわからなくなることがあるだろう。税理士や経営コンサルタントは「もっと売上を上げましょう」と言うし、まわりのイケてる先生を見ると、「自分ももっと頑張らないといけないのでは」と思ってしまう。しかし、残念ながら年商1億円が年商2億円になっても、幸福度はそれほど変わらない。それならば、幸せのコスパの高い1億円を目指すのが理想的である。
ただ現在、歯科業界を取り巻く環境は非常に厳しく、年商1億円の壁は高い。統計によると、年商1億円を達成している歯科医院は全国に約5%しかないそうだ。つまり、トップ5%に入らなければ、年商1億円は達成できないことになる。
しかし、弊社のクライアントは約45%が年商1億円を達成している。実は、年商1億円を達成するには一定の法則があり、拙著『歯科専門税理士が教える 年商1億円医院の設計図』ではその法則を「設計図」と名づけて公開している。この設計図は「数字」と「事例」をもとに構成されており、年商1億円を達成している歯科医院の変動費や人件費、利益などの構成はどのようになっているのか、また年商1億円を達成している歯科医院がどのようなものにいくらぐらい投資をしているのか、などをお伝えしている。この書籍なども参考にしながら、ぜひ「幸せのコスパ」が最高となる年商1億円を目指していただきたい。
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