DHstyle 2026年冬号
13/17

患者入室前入室後退出後歯周病の臨床は、治療にかかわるすべての項目のレベルが上がらないと歯周病を治せない・安定を維持できない前回のプロービングデータを印刷(紙) 図❶ 歯周治療を成功に導くために必要な条件図❷ 60分で行う当院のSRPの具体的な実践内容 ⿠患者とのコミュニケーションの継続 ⿠口腔内写真を用いた経過観察 ⿠10枚法デンタルX線写真を用いた診断 ⿠歯周組織検査で歯周炎の状態把握 ⿠当日のSRPの予定確認、前回のサブカルテ確認 ⿠ 口腔内写真、10枚法デンタルX線写真をチェアーサイドに表示、 ⿠近況、体調などを問診 ⿠SRP予定部位について説明。表面麻酔 ⿠浸潤麻酔 ⿠SRP施術部位のプラーク除去 ⿠プローブで施術部位のポケット確認と歯肉縁下歯石の探知 ⿠超音波スケーラーで歯肉縁下歯石を除去 ⿠キュレットを用いて、根面の滑沢化 ⿠患者に施術内容を説明 ⿠チェアーの片付け、次の準備 ⿠時間があればサブカルテの記入特集 歯周基本治療、次の一手! ブルーラジカルP-01・ペリミル/位相差顕微鏡/新SRPテクニック“UP-SRP” 51 ⿠サブカルテへの状況記録 ⿠歯肉縁下歯石の探知 ⿠SRPの技術 ⿠歯科衛生士診療環境の充実この2つにできるだけ時間をかけたいての項目のレベルが上がれば、大きな成果を出せるということはいうまでもありません。本稿ではSRPを中心にお話ししますが、その他の項目も大事であることを認識したうえで読み進めてください。 日本ヘルスケア歯科学会では、SRPを行う環境として、歯科衛生士担当制、歯科医師の治療アポイントとは別日で60分のアポイント時間を推奨しています。実際の臨床では60分でも時間が足りないことがあります。当院の具体的な時間の使い方を提示します(図2)。 図2における赤字部分が、今回紹介するUP-SRPTMにあたります。実際には、60分のアポイントでも歯科衛生士は忙しく、余裕があるわけではありません。診療内容やアポイント時間に関してはさまざまな考え方があると思いますが、歯周治療にしっかりと取り組んで成果を出そうと考えた結果、われわれはこのような診療スタイルにたどり着きました。SRPを行うための環境

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る