まずは健康な歯の状態をお見せしますね図❸ 見えないものを言葉で説明する“伝える力”が求められる特集 歯周基本治療、次の一手! ブルーラジカルP-01・ペリミル/位相差顕微鏡/新SRPテクニック“UP-SRP” 37歯磨きのときにときどき歯ぐきから血が出るのは歯周病の症状ですや動き方を見ることで、炎症が改善しにくい理由や、生活習慣・免疫状態など、見えにくい原因を考える力が育っていきます。『歯科のための位相差顕微鏡活用・実践マニュアル』(デンタルダイヤモンド社)でも紹介していますが、この機器は決して操作や活用などが難しいものではありません。まずは“見てみる”だけで十分なのです。使い続けるうちに、「この患者さんは細菌が活発だな」、「今日は菌が減っているからケアがうまくいっているな」と、なんとなくわかるようになっていきます。 “見える化”は、歯周治療において患者さんと歯科衛生士が同じ方向に進むための大切なステップです。これからの歯周治療では、技術と同じくらい、検査をもとに「伝える力」が求められます(図3)。その第一歩が、位相差顕微鏡を使った“見える治療”なのです。 位相差顕微鏡を使う最大のポイントは、患者さんに「見せて伝えられる」ことです。私たちは普段、プラークコントロールについて言葉で説明しますが、患者さんにとって「細菌」や「炎症」は実際には見えない存在です。そのため、「磨き残しがありますよ」、「歯ぐきが赤いですね」と伝えても、なかなかイメージしにくいことがあります。 そこで力を発揮するのが、位相差顕微鏡です。口腔内からプラークを少し採取して観察すると、らせん状菌や運動性桿菌など、生きたままの細菌が動いている様子が見えます。これをモニターで一緒に見るだけで、患者さんの反応は大きく変わります。歯科で位相差顕微鏡を使う意義は?歯科で位相差顕微鏡を使う意義は?患者さんの“納得”と“行動”が生まれるツール
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