管理栄養士が輝く歯科医院 採用・定着から地域への健康支援まで
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 歯科保健指導における管理栄養士の保健指導と歯科の介入ポイントを表1に示します。歯や口の健康は、食べる力・話す力・生きる力と深くかかわっているため、管理栄養士と歯科が協力することで、ライフステージに応じた支援が可能になります。ここでは、乳児期、幼児期、学童期、思春期に分けて解説します。 まず、乳児期には、おもに離乳食の進め方などについて、管理栄養士が丁寧に支援を行います。その一方で、歯科では哺乳や嚥下の発達段階を確認し、乳歯の萌出に合わせたケア方法を保護者へ伝えていきます。こうした早期のサポートによって、赤ちゃんが安心して「食べる」ことの基礎を築けるように導きます。 幼児期に入ると、子どもは手づかみ食べからスプーンやフォークを使う自食へと発達していきます。管理栄養士は、この時期にみられる偏食や好き嫌いへの対応を行い、無理なく食の幅を広げる支援を行います。歯科では、咀嚼や嚥下の発達を評価しながら、口呼吸やポカン口といった口腔習慣の改善を目指して、口腔表❶ 小児期のライフステージに応じた管理栄養士の保健指導と歯科の介入ポイントライフステージ年齢の目安乳児期0〜1歳1〜6歳(就学前)幼児期学童期6〜12歳思春期12〜18歳管理栄養士の保健指導内容■ 授乳方法と回数の確認■ 離乳食の開始と進め方■ 食物アレルギーの予防■ 手づかみ食べ〜スプーン使用までの食事支援■ 間食や食習慣の指導■ 偏食や好き嫌いへの対応■ 学校給食・家庭の食習慣の聞き取り■ バランスの取れた食事内容の指導■ 砂糖摂取量と間食指導■ ダイエット志向への対応■ 鉄分・カルシウム等の栄養バランス指導■ 生活習慣病の一次予防■ 哺乳・嚥下の評価■ 舌・口唇の機能チェック■ 乳歯萌出時のケア指導■ 咀嚼・嚥下機能の発達評価■ 口呼吸・お口ポカンの観察■ MFT(口腔筋機能療法)の導入■ 歯列・■合異常の早期発見■ 永久歯萌出管理■ 咀嚼力と■合力の発達支援■ 矯正治療への支援装置使用時の食事管理)■ ホワイトニングや審美への関心への対応■ セルフケアの再確認歯科の介入ポイント40第2章 歯科医院で働く管理栄養士第2章 歯科医院で働く管理栄養士望月 茜(管理栄養士) 塚田光香(管理栄養士)愛知県・豊橋キッズデンタルクリニック歯科口腔保健におけるライフステージに応じた管理栄養士の保健指導と歯科の介入ポイント3. 小児の栄養管理業務と事例

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