デンタルダイヤモンド 2026年2月号
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糖尿病早産・低体重児出産菌血症図❶ ペリオドンタルメディシン肥満関節リウマチ関節リウマチ骨粗鬆症循環器疾患呼吸器疾患認知症慢性腎臓病28 「Floss or Die」―――1990年代後半に米国歯周病学会(AAP)がこのスローガンのもと、歯周病が全身疾患に影響を及ぼす可能性を唱えてから、すでに四半世紀が経過した。ペリオドンタルメディシン(歯周医学)とは、歯周病と全身疾患の関連を追究する学問である。その概念は現在、歯科医療の現場における共通認識として確実に浸透しつつある。 歯周病との関連が示唆されている全身疾患は、糖尿病や関節リウマチ、血管障害、慢性腎臓病、呼吸器疾患、認知症など多岐にわたる(図1)。その数はなんと、57種類にも上るとするシステマティックレビューもある1)。 しかしながら、実際にこれらの疾患と歯周病との関連における想定機序やエビデンスとなる報告について、十分把握されているとは言い難いのが現状である。また、新たに歯周病との関連が示唆されるさまざまな疾患が毎年のように報告され、この学問は日々アップデートされている。 本特集を通してペリオドンタルメディシンを再認識していただき、日常の歯科臨床における歯周治療を通じて、患者の健康増進に繫がる一助となれば幸いである。 ペリオドンタルメディシンの代表格ともいえる疾患が糖尿病である。それは、長きにわたる研究の積み重ねによって、十分なエビデンスが蓄積されているからである。また、歯7.2 はじめに 歯周病と糖尿病歯周病

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