臨床の玉手箱 保存修復編
臨床の玉手箱シリーズ第2弾『保存修復編』いよいよ刊行!
臨床の玉手箱 保存修復編
定価:12,100円(本体 11,000円+税)
A4判・188頁・オールカラー
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2024年12月発行
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概要
臨床の玉手箱シリーズ第2弾『保存修復編』いよいよ刊行!
う蝕や外傷で崩壊した歯を補修する「保存修復学」。各種材料の進化やテクニックの開発により、低侵襲で長期予後の期待できる歯科治療として、より一層注目を集めています。
本書は、
・最新の病因論から診断のポイントを学ぶ
・疫学から疾患の傾向と将来を考える
・材料の特性を踏まえた治療計画を立案する
・長期予後を支える術前処置を見直す
など、多くの臨床医のニーズを満たす情報が集約されています。保存修復治療の実践に欠かせない科学的背景・診断・材料・手技について、6カテゴリー全69トピックスにわたって解説された本書は、若手歯科医師はもとより、ベテラン歯科医師の臨床アップデートにも最適な一冊となるでしょう。保存修復の玉手箱を、ぜひ皆さんの臨床にお役立てください。
このような方におすすめ
・保存修復分野に関する最新トピックスを得たい先生に
・いま注目されている直接法による修復法をマスターしたい先生に
・歯髄保護に関心がある先生に
・保存修復治療の長期予後を実現したい先生に
目次
- はじめに
- 第1章修復治療のためのう蝕の診断
01 う蝕の最新病因論 天野敦雄
02 う蝕の疫学―最新のう蝕事情― 眞木吉信
03 う蝕の分類 林 美加子
04 う蝕活動性の評価 林 美加子
05 初期う蝕を見逃さない!う蝕の診断 ①視診・触診 須貝昭弘
06 初期う蝕を見逃さない!う蝕の診断 ②画像診断 宮田彩帆、須貝将舟
07 初期う蝕を見逃さない!う蝕の診断 ③診断機器 林 美加子
08 う蝕検知液の実際 村瀨由起、二階堂 徹
09 う蝕に罹患しやすい人、罹患しやすい歯、罹患しやすい歯面を考える 杉山 豊
10 う蝕の行方(高齢者う蝕の様相) 田中公美、菊谷 武 - 第1章 参考文献一覧
- 第2章「歯髄を守る」ための前処置
01 修復処置前に行う患者指導 鈴木 文
02 初期エナメル質う蝕へのアプローチ(脱灰抑制と再石灰化促進) 田村愛珠
03 歯髄に近接したう蝕処置①IPC法(ステップワイズエキスカベーション) 江川誠一
04 歯髄に近接したう蝕処置 ②シールドレストレーション 堀部和洋
05 露髄を伴うう蝕処置 ①全部断髄 鷲野 崇
06 露髄を伴うう蝕処置 ②直接覆髄と部分断髄 井口佳大 - 第2章 参考文献一覧
- 第3章修復処置のための治療環境の整備
01 既存の修復物の除去 富樫裕一郎
02 ラバーダム防湿の必要性と臨床的意義 米今一晃
03 隔壁法 稲垣伸彦
04 ラバーダム防湿法 櫻田博雅
05 簡易的防湿法 ―ZOO― 尾崎 聡
06 修復処置における歯肉排除法(Gingival retraction) 星野修平
07 歯間分離法 林 直也
08 何でも使えるシールテープ(ISOテープ)の臨床活用 平野竜生 - 第3章 参考文献一覧
- 第4章コンポジットレジン修復
01 コンポジットレジンの進歩とこれから 髙見澤俊樹
02 接着材料の進歩とこれから 髙見澤俊樹
03 接着システムの分類と特徴①―接着操作の簡略化がもたらすもの― 髙見澤俊樹
04 接着システムの分類と特徴②―ユニバーサルアドヒーシブ― 髙見澤俊樹
05 良好な接着を得るために:接着阻害因子とその清掃 宮地秀彦
06 CR インジェクションテクニック 棟方里花
07 良好な接着を得るための前処置:アクティブ処置 林 明賢
08 コンポジットレジン修復における感染歯質の除去法および探知・検知法 岩井泰伸
09 窩洞形成におけるベベルの有無、前歯・臼歯の違い 青島徹児
10 前歯部コンポジットレジンのシェードテイク 大谷一紀
11 ユニバーサルシェードコンセプト 宮地秀彦
12 ユニバーサルシェード型コンポジットレジンを用いた充填①4級窩洞症例 市村秀規
13 ユニバーサルシェード型コンポジットレジンを用いた充填②ホリゾンタルスロット窩洞症例 吉田健二
14 光照射器 椋 由理子
15 臼歯1級窩洞への充填 河阪幸宏
16 複雑窩洞充填時の歯間分離の方法 宮地秀彦
17 臼歯2級窩洞への充填① 林 明賢
18 臼歯2級窩洞への充填② 榊 航利
19 臼歯部充填時の解剖学的形態の付与 野亀慶訓
20 5級窩洞・NCCLsへの充填 林 明賢
21 前歯3級窩洞の充填 櫻井善明
22 前歯4級窩洞の充填① 菅原佳広
23 前歯4級窩洞の充填② 飯田真也
24 正中離開へのダイレクトボンディング 脇 宗弘
25 形態修正と研磨法 髙田光彦
26 ダイレクトベニアへの応用 青島徹児 - 第4章 参考文献一覧
- 第5章インレー修復
01 直接法(CR修復)でどこまでできるか 大谷一紀
02 インレー修復とは ―インレー、アンレーの違い― 髙見澤俊樹
03 インレー修復に用いるマテリアル①メタルインレー、コンポジットレジンインレー 髙見澤俊樹
04 インレー修復に用いるマテリアル②セラミックインレー 髙見澤俊樹
05 金属アレルギーについて 石井 亮、髙見澤俊樹
06 Blackの窩洞分類 黒川弘康
07 窩洞の構成と各部分の名称 黒川弘康
08 窩洞形成の基本原則 黒川弘康
09 各種窩洞の形成法とポイント 竹中宏隆
10 メタルインレー窩洞とセラミックインレー窩洞の形成法の違い 浅賀庸平
11 暫間インレー(テンポラリーインレー)の製作法、仮封法の種類 中村一寿
12 知っておきたい間接法の基礎知識 鷹岡竜一
13 印象採得から咬合採得 鎌田征之
14 試適から咬合調整 斎田寛之
15 各種歯科用セメント 若松尚吾
16 各種インレーの寿命(臨床成績) ―メタルインレーとコンポジットレジン修復との比較を中心に― 久保至誠 - 第5章 参考文献一覧
- 第6章これからの保存修復:さらなる適応症の拡大
01 失活歯へのコンポジットレジン修復 菅原佳広
02 直接法コンポジットレジンブリッジ修復の臨床応用 田代浩史
03 MI を考慮した間接修復:部分被覆するデザインについての考察 二宮佑介 - 第6章 参考文献一覧
臨床の玉手箱 保存修復編 - 刊行にあたって(PDF 950KB)
臨床の玉手箱 保存修復編 - ちらしデータ(PDF 21.4MB)