歯科におけるくすりの使い方 2019-2022

歯科におけるくすりの使い方 2019-2022 好評発売中!

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歯科界の大ベストセラー『歯科におけるくすりの使い方』。
4年ごとに内容を一新して刊行される本書の最新刊が、いよいよ9月20日に発刊されます。

「抗菌薬適正使用」「ポリファーマシー(多剤処方)への対応」など、“いま”必要とされる情報を網羅!
歯科医療従事者として把握すべき最新の薬剤情報が満載です。
また、全身疾患とその最新情報を、各分野のトップランナーにわかりやすく解説いただいています。
「薬の基礎知識・用語解説」「主要薬品一覧」など、すぐに役立つ内容も充実。
歯科臨床にかかわるくすりの情報をまとめた、若手からベテランの歯科医師まで必携の1冊です。

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NEWS

2018年10月15日
「編集委員による推薦の言葉」を掲載しました。
2018年9月20日
『歯科におけるくすりの使い方 2019-2022』 本日発売 です!
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2018年9月18日
本書の特徴を掲載しました。
2018年9月3日
発売日が 2018年9月20日 に決定いたしました。
2018年8月31日
本書の目次を掲載しました。
2018年8月10日
『歯科におけるくすりの使い方 2019-2022』特設ページをオープンしました。

編集委員による推薦の言葉

金子明寛東海大学医学部
外科学系 口腔外科

歯科におけるAMR(Antimicrobial resistance)対策を進める理論武装に、本書を推薦します。
抗菌薬の薬剤耐性化が世界的に問題となっています。抗菌薬の効果が減弱すると、感染症が猛威を振るうばかりでなく、現在行われている医科および歯科の高度な手術も、術後感染のためにできなくなります。そのような“暗黒の世界”がこないように、いまある抗菌薬を適切に使用することが求められています。
セファレキシン(ケフレックス®)の処方を経験していない若い先生も多くいます。本書では、基本薬であるアモキシシリン(サワシリン®、パセトシン®)、セファレキシン(ケフレックス®)について、感染症治療の第一人者が解説しています。
ページを開いて、時代に合った抗菌療法を始めましょう。

富野康日己医療法人松和会
/順天堂大学名誉教授

『歯科におけるくすりの使い方 2019-2022』が上梓されました。
歯科領域における薬物療法は、抗菌薬や鎮痛薬、局所麻酔薬が中心ですが、わが国は超高齢社会となり、生活習慣病や認知症、パーキンソン病、うつ病などの患者が増加し、歯科を受診することも多くなっています。また、抗凝固・抗血小板薬を服用している患者も増え、薬の中止・継続が問題です。そうした現状から、医科領域について一定の知識をもった歯科医師の育成が求められます。
本書は、これまでにない「医科領域のくすりの使い方」を充実させた、特徴ある解説書になっています。ぜひ、ご活用ください。

青木洋介佐賀大学医学部 国際医療学講座
臨床感染症学

今回、私が主としてかかわらせていただいたのは、歯科診療における抗菌薬処方を取り扱った第1章です。
抗菌薬の薬剤耐性化は、すべての医療分野において注視されているグローバルな課題であり、もちろんわが国も例外ではありません。歯科診療に従事する先生方は、内服抗菌薬を処方する機会が多いと思いますので、患者に投与される頻度の高い、ペニシリンおよびセファロスポリン系抗菌薬の基本的特徴と処方時の留意点について、再度ご確認いただければ有り難く存じます。

佐野公人日本歯科大学新潟生命歯学部
歯科麻酔学講座

一般歯科臨床医が日常的に使用する薬剤は、さほど多くないと思われますが、歯科疾患に関連する薬剤だけでなく、歯科外来患者が内服している可能性のある薬剤や、その薬剤と併用薬として注意を要する薬剤などを考えると、われわれが把握しなければならない薬剤の知識は膨大です。
本書は、そのような状況を勘案しつつ、検索・調査を簡便にすべく編集されています。一般歯科臨床医の心強い味方になる一冊です。

柴原孝彦東京歯科大学
口腔顎顔面外科学講座

平成30年度歯科診療報酬改定では、「地域包括ケアシステムの推進」、「かかりつけ歯科医機能」が掲げられ、医科・歯科の連携、かかりつけ歯科医機能の強化が重点的に評価されています。超高齢社会を迎えたわが国で、歯科医院の技量が試される時期が到来したともいえます。
こうした時代背景を踏まえ、本書では処方医である医科情報の充実を図っています。多くの医科執筆者に加わっていただき、病態から臨床までの解説をお願いしました。日常臨床に安心を与える、座右の書としてお使いいただきたい。

川辺良一大船中央病院
歯科口腔外科

本書は⻭科で⽤いる薬を網羅しています。内服薬・注射薬・局所療法薬を中心に、薬剤・対象疾患・併存疾患のそれぞれの視点から掘り下げられた内容を有しています。
さらに第9章では、⼝腔ケアに頻⽤される歯磨剤・保湿剤などの医薬部外品・化粧品も加わっています。消毒薬の項では、⻭科治療時の感染対策にも言及しています。
幅広く奥深い内容の本書は、⻭科診療にかかわる薬の辞典として、臨床の場で有用です。

篠原光代順天堂大学医学部附属順天堂医院
歯科口腔外科

本書は、歯科医師に必要な薬の知識を、広く深く網羅した書籍です。薬の情報に加えて、全身疾患についても、各分野の医師がわかりやすく解説しています。ベストセラーであることから、定期的にアップデートされることも特徴です。
超高齢社会では、複数の疾患に対し数種類の薬を処方されている患者を診療する場合が多く、内科医などに対診する機会は今後益々増えていくと思われます。薬や疾患について正しい知識をもって対診することは、たいへん重要です。本書を参考にし、医科との連携を図り、患者にとって最善の治療を行っていただければ幸いです。

本書の特徴

 本書は、抗菌薬・抗ウイルス薬、鎮痛薬・抗炎症薬、歯科疾患治療薬、局所麻酔薬など、歯科治療に欠かせない薬に関する情報を網羅。各項目が最新の情報にアップデートされておりますので、前回版をご購入いただいている先生方はもちろんのこと、若手の先生方にもぜひお手にとっていただきたい内容となっております。

 さらに今回は、いま注目されているトピック「抗菌薬適正使用」「ポリファーマシー(多剤処方)への対応」に関するコンテンツも充実させております。

 また、医科の著名な先生方にも執筆陣に加わっていただき、全身疾患とその最新情報をわかりやすく解説いただいております。
 「薬の基礎知識・用語解説」「主要薬品一覧」といったコンテンツも収録されており、“歯科医のためのくすりの辞典”のようにお使いいただけます。

目次

■ 第 1 章 抗菌薬・抗ウイルス薬

1. 医科歯科領域における抗菌薬適正使用
2. JAID/JSC 感染症治療ガイドライン2016—歯性感染症—を読み解く
3. 口腔外科領域における周術期抗菌薬投与の原則と実際
4. 歯科におけるペニシリン系抗菌薬の役割
5. 歯科におけるセフェム系薬の位置づけ
  ……他

■ 第 2 章 抗真菌薬

1. 口腔カンジダ症の検査と処方
2. 抗真菌薬の使い方
3. ミコナゾールゲルとワルファリン

■ 第 3 章 鎮痛薬・抗炎症薬

1. 非ステロイド性抗炎症薬
2. 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン製剤)
3. その他の解熱鎮痛薬(トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合製剤)
4. 解熱鎮痛薬・抗炎症薬の使い分け

■ 第 4 章 ポリファーマシー(多剤処方)時代への対応

1. 合剤とは
2. 慢性便秘の患者へ処方する際に注意すること
3. 薬剤処方による味覚障害
4. 透析患者への抗菌薬・消炎鎮痛薬処方
5. 腎機能障害患者への消炎鎮痛薬処方
  ……他

■ 第 5 章 歯科医師が知っておきたい医科基本薬

1. プレドニゾロン
2. 糖尿病治療薬
3. 脂質異常症(高脂血症)治療薬
4. 慢性腎炎治療薬
5. 高尿酸血症治療薬
  ……他

■ 第 6 章 歯科疾患治療薬

1. 白板症
2. 口腔カンジダ症
3. 口腔扁平苔癬
4. ウイルス性口内炎
5. 帯状疱疹
  ……他

■ 第 7 章 局所麻酔薬・鎮静法で使用される薬剤

1. 術後鎮痛としての局所麻酔薬
2. 表面麻酔薬
3. 局所麻酔薬に添加されている血管収縮薬(アドレナリン)に注意すべき全身疾患
4. 局所麻酔薬に添加されている血管収縮薬(フェリプレシン)に注意すべき疾患
5. 局所麻酔薬と妊婦・授乳婦
  ……他

■ 第 8 章 救急薬と救命処置

1. 救急薬
2. 心肺蘇生法

■ 第 9 章 含嗽剤・口腔保湿剤・消毒薬

1. 口腔ケアに必要なもの
2. 歯磨剤
3. 含嗽剤・洗口剤
4. 口腔保湿剤
5. 高水準消毒薬
  ……他

■ 第 10 章 漢方薬

1. 卒後教育としての漢方eラーニング
2. 歯科・口腔疾患への症状に適応する漢方薬
3. 舌が痛くてピリピリするとき漢方では

薬の基礎知識・用語解説
主要薬品一覧

詳細情報

『歯科におけるくすりの使い方 2019-2022』

 定価:9,180(本体 8,500円+税)
 A4判・432頁・オールカラー


【編集委員】
金子 明寛(東海大学医学部 外科学系 口腔外科)
富野康日己(医療法人松和会/順天堂大学名誉教授)
青木 洋介(佐賀大学医学部 国際医療学講座 臨床感染症学)
佐野 公人(日本歯科大学新潟生命歯学部 歯科麻酔学講座)
柴原 孝彦(東京歯科大学 口腔顎顔面外科学講座)
川辺 良一(大船中央病院 歯科口腔外科)
篠原 光代(順天堂大学医学部附属順天堂医院 歯科口腔外科)

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