実践!ホワイトニング塾
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106 知覚過敏を抑制するための治療法としては、①簡便な操作性②即効性③効果の持続性④審美性などが望まれる。もちろん、歯髄刺激性はあってはならず、できれば快適な処置であるに越したことはない。 知覚過敏を抑制する方法は、知覚の鈍麻、凝固による細管封鎖、析出物による細管封鎖および物理的表面被覆に分類される(図1)。 知覚過敏用歯磨剤は、象牙質知覚過敏を予防するとともに、生活歯のホワイトニングに伴って生じる過敏状態を軽減させるものとして、最も一般的に使用されている1)。 歯磨類と称される製品は購入が容易であり、日常の生活に溶け込んでいる。歯磨類は、歯ブラシを併用する歯磨剤と歯ブラシを併用しない洗口液に分類される。歯ブラシを併用する歯磨剤は、さらにペースト状の「練」、流動性のある低粘性の「液状」、水とほぼ同じ粘性の「液体」、湿り気のある粉状の「潤製」および粉体状の「粉」の剤型に分類される。歯磨剤の成分は、清掃剤や発泡剤などの基ホワイトニング治療の期間を含めて、硝酸カリウムと高い濃度のフッ化物を含有した歯磨剤の使用が推奨される。知覚過敏を抑制する歯磨剤の使用は効果がある?A13Q13

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