31 2-1 ホワイトニングの種類と臨床での選択基準表❷ オフィスホワイトニングの特徴・処置回数あるいは期間が短い・トレー装着の煩わしさがない・ 歯科医師によってコントロールされた処置が可能・ 患者との密接なコミュニケーションをとることが可能・ 部分的な部位のホワイトニングが可能・処置前後の着色や研磨が可能・知覚過敏の発生などへ迅速に対応可能・術後にホワイトニングの効果判定が可能・周囲軟組織への保護に時間を要する・1回の治療時間(60〜90分)が長い・知覚過敏が発生する可能性が高い・ 前歯・小臼歯の唇側のホワイトニングがメインになる・照射器などの機器が必要となる・ 一様なホワイトニング効果が得られにくい・色の後戻りが生じやすい利点欠点表❸ ホームホワイトニングの特徴・チェアータイムが短く通院回数が少ない・ すべての歯の歯面をホワイトニング可能・使用する薬剤が過酸化尿素で低濃度であり、安全性が高い・特別な装置を必要としない・患者の心理的負担が少ない・患者自身の生活に合わせた処置が可能・ 過酸化尿素による口腔内の衛生環境が向上する可能性・ オフィスホワイトニングよりも自然感のある効果が得られる・オフィスホワイトニングと併用できる・ 期間を延長することでより広い適用の可能性がある・マウストレーの技工操作が必要・患者側の処置への理解と協力が必要・トレー装着の管理ができない・トレーや薬剤による違和感や不快感・治療に長期間を要する・コンポジットレジンの接着性が低下する・軟組織への影響を考慮しなくてはならない・ 色調のコントロールあるいは部分的なホワイトニングが困難である・知覚過敏発生時にただちに対応できない・トレー装着が困難な場合がある・矯正装置の使用中には適用困難である・不正歯列に対応しにくい・ホワイトニング材を誤飲する可能性がある利点欠点
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