実践!ホワイトニング塾
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—生活歯ホワイトニングの選択基準 生活歯のホワイトニング方法の選択においては、オフィスホワイトニングあるいはホームホワイトニングのいずれにすべきか、しばしば迷いが生じる。そこで両ホワイトニング法の特徴と、患者の希望を考慮して決定することになる(表1)。 ホームホワイトニングにおいては歯科医師の管理が届きにくくなるので、使用方法あるいは適用する時間などの指示をしっかりと伝える必要がある。患者のコンプライアンスが得られにくい場合においては、オフィスホワイトニングに移行する場合もある。また、特定の部位のみをホワイトニングする場合においては、オフィスホワイトニングが適している。 一方、オフィスホワイトニングは診療室での歯科ユニット占有時間が長いため、歯科医院における診療効率を十分に考慮する必要がある。 また、ホームホワイトニングでは、オパールエッセンスGo(Ultra dent Japan)以外の製品では、患者自身がホワイトニング材をトレーに塡塞する操作が必要となる。患者によっては、この操作が難しいと感じる場合もあり、ホームホワイトニングを行うにあたって確実に指導すべき事項となる(表2、3)。30オフィスホワイトニングホームホワイトニング短い長い高い不要容易可能患者のコンプライアンス表❶ オフィスホワイトニングとホームホワイトニングとの違い治療期間チェアータイム過酸化水素濃度トレーの使用術中の管理個別の歯のホワイトニング長い短い低い必要難しい2-1ホワイトニングの種類と臨床での選択基準

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