“失敗ゼロ”の接着修復
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1図❶ 「Infection control」、「Inflammation control」、「Force control」が相互に絡んだ症例の術前(左)、術後(右)。患者は中等度の歯周炎であった。治療前に炎症をコントロールしたうえで、抜歯や根管治療など口腔内環境の改善を図る処置を行い、インプラントを用いたクラウンブリッジにて咬合再構成した絡んでいることも少なくない(図1)。4.治療コンセプト 治療コンセプトは時代とともに変化している。それは、①「治療の目的を達成するための技術・材料」、②「歯周治療、カリオロジー、接着、マイクロスコープを用いた歯科治療、CAD/CAM、CBCT」の2つがかかわっており、これらは時代とともに進歩している。 修復治療の分野においても、効果の高い治療が期待できるようになり、従来までの金属を使用した維持・保持・抵抗(物理的嵌合)を考えて行う「セメント合着」から、コンポジットレジンやオールセラミックスを接着する「ボンディッド・レストレーション(接着修復)」に、コンセプトが変わってきている(図2〜5)。いま求められる治療コンセプトと診査・診断5.臨床において心がけること これからの臨床では、「なぜ歯科治療が必要になったか」という根本的な原因を考えるべきである。患歯1本に対する診断が正しくとも、一口腔単位でみた問題が解決しなければ、治療を重ねることで口腔内が徐々に悪くなるといった、負のスパイラルに陥る。すなわち、「歯科医院で治療すれば治療するほど、歯が喪失していく」のである。 したがって、令和時代の接着修復においては、「最初のひと削りをいかに慎重に、確実に行うか」を考えながら、ボンディッド・レストレーションのコンセプトで治療を進めていくことが大切となる。 現在、若い世代を中心にう■が年々減っており、歯科治療にパラダイムシフトが生じている。具体的には、歯科医院は「治療をする場所」から、「患者と歯科医療従事者の相互作用によってより健康な状態を獲得し、メインテナンスによって維持する場所」へと変わりつつある。したがって、診査・診断を画像や数値で可視化して、評価することが求められるだろう。009接着修復治療を成功させるには

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