4ワンランク上の接着修復へ!CHAPTER高垣智博 東京都・大串歯科医院 京都府・宮地歯科医院宮地秀彦 現代の臨床における治療計画の立案段階で、患者と最終的なゴールを共有して術式の順序を明確に定めることは、予知性の高い治療結果を得るための第一歩である。したがって、審美修復に際してホワイトニングを行うならば、まず先んじて行うのが望ましい。もし、先に直接CR修復や補綴処置を行ってしまうと、その後のホワイトニングによって、周囲の天然歯と修復物との間に顕著な色調の乖離が生じる結果となり、多くの場合において再治療を余儀なくされる。 したがって、ホワイトニングによって最終的な目標とする天然歯の歯冠色調を確定させてから、修復物のシェード(色調)を選択し、接着処置へ移行すべきといえる。 しかしながら、ホワイトニング処置の直後にCR修復やレジンセメントによる接着操作を行うと、接着強度が著しく低下することが多くの研究で指摘されている1)。 ホワイトニングにはオフィス、ホーム、デュアル(オフィスとホームの併用)、および失活歯を対象としたウォーキングブリーチといった多様な選択肢が存在する。しかし、その濃度や作用機序の違いによって色調の安定性や接着に与える影響が異なるものの、いずれも過酸化物を用いることから、その分解過程で生じ140接着修復の前にホワイトニングを行おう残留酸素による重合阻害が接着強度の低下を招くホワイトニングと接着修復1
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