“失敗ゼロ”の接着修復
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(ラボコミュニケーション)1表❶ 歯科技工士とのかかわり方におけるポイント依頼のタイミング規格性の高い写真を撮る情報量を過不足なく伝える全顎治療、審美ゾーンでは顔と口腔内との関係がわかる情報が必要ラボ側への情報伝達のタイミングやわかりやすい手段を検討する(難易度の高いケースにおいて)治療計画時点で歯科技工士に介入してもらう歯科技工士の接着についての理解度を把握し、表面処理などの処置の擦り合わせを行う術者、歯科医院スタッフの歯科材料への理解度を高める歯科医師と歯科技工士が互いに学び合える関係性を構築する「チーム医療」としての接着修復のポイント1)ゴール設定の擦り合わせ たとえば矯正歯科医との連携では、単に咬合を整えるだけはでなく、「正常咬合か不正咬合か」「生理的咬合か病的咬合か」といった概念の擦り合わせが必要となる。さらに、患者の年齢、抵抗力、パラファンクション(悪習癖)、咬合力などの因子を共通理解する。それらを総合的に考慮し、治療計画を立案することが重要である。2)GPの責任 専門医との連携においては、GPが理想とする治療の最終目標を明確に提示し、専門医の検証や提言(アドバイス)をもとに、その治療計画が目標達成に向けて現実的かどうかを判断する必要がある。当然、最終的な診断および治療計画の立案において、一生を通じてケースにかかわることになるGPの責任はとても重い。2. 歯科技工士との密接な連携 補綴装置の品質は、歯科医師と歯科技工士間の正確な情報伝達、すなわちラボコミュニケーションの質に大きく左右される。重要なポイントは、単なる情報伝達に留まらない、相互の知識の共有と学び合いの体制を構築することである(表1)。1)知識の相互理解 歯科医師は歯科材料や歯科技工物の製作過程についての理解を深め、歯科技工士は臨床についての知見をもつことが、質の高い連携の基盤となる。2)当院の取り組み 当院では、歯科技工士と患者資料を共有し、Web打ち合わせ(図2、3)に治療計画の段階から積極的に参加してもらっている。治療中では、たとえば支台歯形成後のクリアランスのチェックや形成量の不足なども情報共有し、迅速に対応できる環境を整備している。接着修復だけではなく、インプラント治療においても、埋入ポジションのシミュレーションなどについてWebで詳細に打ち合わせる。3)シェードテイキングの標準化 色の識別能力には個人差があり、一般的に女性が男性よりも優れているとされる1)。この知見に基づき、シェードタブの決定や口腔内写真の撮影によるシェードテイキングは、色の識別能力に優れたスタッフに手伝ってもらったり、意見を求めることが多い。 ラボに対しては、「概形、表面の形態・性状、明度、透過性、彩度、色相」の順でシェードを考慮するよう依頼し、標準化を図っている。4)フィードバックループの構築 前述のラボコミュニケーションを経ると、ラボから使用材料、咬合調整法、マテリアルの厚み、コンタクトポイントの付与位置などが記された文書(図4)が届く。これに対して、術者は注意点などをフィードバックする。 さらに、治療後はチェックシート(図5)を用125

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