修復・補綴の迅速撤去&リペア法 CR、クラウン・ブリッジ、インプラント、義歯のトラブル対応
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23451. 歯冠修復物の撤去・リペアが必要となる状況・判断基準・リスク表❶ 修復物を評価する3つの観点おもな評価項目評価領域機能的特性破折・保持、辺縁適合、隣接面コンタクト、咬合・摩耗生物学的特性二次う蝕、歯髄症状、残存歯質の欠損審美的特性表面光沢・表面性状、辺縁着色、色調適合表❷ スコア別の対応方針スコア臨床評価1非常に良好理想的な状態良好許容可能表面粗さや微細な隙間など、軽微な不具合がある状態不十分部分的な欠陥はあるが、健全な部位が維持されている状態リペア修復物の機能不全が認められ、放置できない状態不良保持の喪失や250㎛以上の大きな辺縁ギャップが認められる場合には、全撤去を検討する歯の予後に直結する問題であり、歯髄保護や抜歯回避のために迅速な介入を要する患者満足度にかかわるが、機能的・生物学的問題に比べると、介入の緊急性は低い状態の目安わずかな欠陥はあるが介入は不要臨床的判断の目安対応方針継続的な経過観察継続的な経過観察再研磨・再封鎖撤去・再修復修復物は撤去・再修復とリペアとの間で生存率や失敗率にあきらかな差はなく、リペアが撤去・再修復に劣るという根拠は示されていない。むしろ一部の報告では、辺縁適合や二次う蝕の発生率において、リペアのほうが良好な結果を示したものもある3,4)。したがって、適応症を慎重に見極めれば、リペアは単なる補修ではなく、科学的にも支持される治療選択肢といえる。 一方で、リペアは万能ではない。修復物全体におよぶ劣化、深在性う蝕、広範な破折、歯髄症状を伴う症例では限界がある。また、不具合を招いた根本的原因(ブラキシズム、過大な咬合力、不良な口腔衛生状態、不適切な解剖学的形態など)が未解決のままでは、短期間で再失敗を招くおそれがある。これらの背景因子を是正したうえでリペアを行うことが、歯の寿命を延ばす鍵となる。撤去・再修復が必要となる場合と歯質喪失のリスク 撤去・再修復は、修復物の不具合が部分的な対応では改善できず、歯の機能や保存に支障を来す方針に結びつく、より実用的な構成となった。修復物は、機能的特性、生物学的特性、審美的特性の3つの観点から評価される(表1)。 2023年に改訂されたFDI基準では、修復物の状態を5段階で評価し、それぞれのスコアに応じた対応方針が示されている(表2)。この分類により、どの程度の不具合であればリペアで対応可能か、どの段階で撤去・再修復が必要となるかを整理しやすくなる。11リペアの臨床的エビデンスと限界 かつて修復物のリペアは暫定的な処置とみなされ、撤去・再修復のほうが予後に優れると考えられがちであった。しかし近年では、この認識は見直されつつある。リペアの成功には、シランカップリング剤の使用を含めた適切な表面処理が重要であり、こうした前処理によって十分な接着性が得られることが示されている。 また、10年以上にわたる臨床研究や、複数の報告をまとめたレビューでは、欠陥を有する直接法

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