修復・補綴の迅速撤去&リペア法 CR、クラウン・ブリッジ、インプラント、義歯のトラブル対応
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4. 長期経過においてインプラント治療に生じる変化とその対応図❸ インフラオクルージョンを生じた症例。34歳、女性。24歳だった10年前にインプラント治療を行ったが、数年前からインプラントが低位になったことを自覚していた図❺ ハイブリッドレジンが咬耗したインプラント上部構造図❹ インフラオクルージョンへの対応。上部構造の再製により審美性を回復した図❻ ハイブリッドレジンの再築盛により修理したインプラント上部構造周囲炎の惹起、隣在歯のう蝕を引き起こす可能性がある。定期的なメインテナンスで隣接面コンタクトの状態を確認することが重要であり、隣接面コンタクトの喪失が生じた場合の対応として、上部構造の再製作もしくは修理が挙げられる。とくにスクリュー固定式の上部構造を用いた場合、修理は比較的容易であり、金属であればろう盛り、レジン系材料であればレジンの追加、ジルコニアであればポーセレンの築盛で対応可能な場合が多い。 インプラント上部構造に用いられる多くの材料は、経年的な咬耗は避けられない(図5)。とくにハイブリッドレジンなどレジン系の材料は咬耗することが多く、定期的なメインテナンスで咬合の変化を注意深く観察するとともに、必要であれば修理を行い、適切な咬合状態を保つ必要がある(図6)。 一方、ジルコニアは耐摩耗性が非常に高く、咬耗のリスクは非常に低い。ただし、他の天然歯や補綴装置の経年的な咬耗は否定できないため、メインテナンスの際に咬合状態を十分に確認し、必要に応じて咬合調整と十分な研磨を行う。 インプラントに問題が生じなくても、隣在歯を喪失することがある。インプラントの隣在歯にトラブルは非常に少ないといった報告10)がある一方で、Chenらはインプラントの隣在歯はそれ以外の歯と比較して喪失しやすく、その原因としてインプラントに対する側方力を回避するなど、イ103咬耗隣在歯の喪失顎骨の成長に伴うインプラントの位置異常(インフラオクルージョン) インプラントは骨のリモデリングを局所的に制限し、顎骨の成長が阻害される。顎骨の発育途中にインプラント治療を受けると、インプラント周囲のみが周囲顎骨の成長に追随しないため、結果としてインプラントが相対的に低位となることが知られている8)(図3)。また、成長期が終了した後であっても、頭蓋顔面の成長は継続することが報告されており注意を要する9)。インフラオクルージョンが生じた場合には、上部構造の修理や再製で対応することが多い(図4)。

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