修復・補綴の迅速撤去&リペア法 CR、クラウン・ブリッジ、インプラント、義歯のトラブル対応
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安定効力把持効力拘止効力外力(転倒防止)図❷ “外れない”ための3つの保持効力表❶ 再装着が難しい(再製作が望ましい)所見保持力の不足 安定·把持·拘止効力が働かない窩洞形態適合不良 修復物が“浮く”、辺縁が合わない カチッと座らない二次う蝕·歯質の破折修復物の変形·破損外力脱出力外力脱出力(すべり防止)脱出力(内側性)外力図❸ 窩洞内に残存する合着用セメントの除去脱出力(外側性)脱出力窩洞内面のセメントは、エキスカベータなどで“剝がすように”確実に除去する。除去後に適合状態を確認するト自体の接着力は限定的であり、修復物の保持は主として窩洞形態によって担保される2)。そのため、脱離した修復物に対しては、まず修復物および窩洞形態を詳細に観察し、安定効力・把持効力・拘止効力が十分に機能しているかを評価する必要がある(図2)。 これらの保持機構が十分に発揮されていないと判断される場合には、単なる修復物の再装着では再び脱離する可能性が高く、窩洞形態や修復物設計の見直しを行ったうえで再修復を検討すべきである(表1)。 2.再装着前の残存セメント除去 修復物の脱離時にその内面あるいは窩洞内面に残存したセメントは、可及的に除去する必要がある。残存セメントは数十㎛の被膜厚さを有するため、除去が不十分であると修復物がわずかに浮き上がり、マージナルギャップの増大や咬合状態の変化、早期接触、コンタクトの異常、保持力の低下などを招く可能性がある。そのため「残存したセメントを確実に除去できるか否か」は、修復部の再装着の成否を左右する重要なポイントとなる。この際、脱離した修復物内面だけでなく、セメントが窩洞側に残存していることも多く、これらはエキスカベータや手用スケーラーを用いて、可能なかぎり除去する必要がある(図3)。また、超音波スケーラーを使用する際には、注水下で低出力とし、必要最小限の使用に留めることで、修復物および窩洞内面を損傷しないよう配慮することも肝要である。 さらに、窩洞内面に残存したセメントは歯冠色を呈することが多く、歯質との識別が困難な場合も散見される。その際には、窩洞内を十分にエア乾燥させてセメントと歯質の境界部を識別しやすくした後、拡大視野下で確認しながら慎重に除去することも鍵となる。 これらの手法を用いて残存したセメントを可及的に除去した後、修復物を試適し適合および咬合状態を確認する。もちろん、適切に修復物を窩洞内へ戻すことができない場合には、再装着を断念し、再修復への判断が必須となる。再装着を行う場合には、再装着する修復物の種類に応じて必要な前処理を行い、通法に従って合着または接着操40

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