球菌:丸い形の細菌桿菌:棒状の細菌らせん状菌:ねじれた形の細菌(スピロヘータ)図❷ 細菌の形と動きの分類細菌の種類を大まかに区別する図❶ 位相差顕微鏡で「できること」細菌の形細菌の活動性(動き)を観察する動く細菌:くるくる回ったり、すべるように動く動かない細菌:じっとしている白血球など免疫反応の徴候を捉える細菌の動き 位相差顕微鏡による観察では「細菌が見える」「治療効果がわかる」とされていますが、実際にどこまでわかるのでしょうか。位相差顕微鏡による観察ついて、科学的な研究結果をもとに「何ができて、何ができないのか」をわかりやすく解説します。821.細菌の種類と動き 位相差顕微鏡では、細菌の形と動きが観察できます(図2)。健康な状態では動かない細菌が多く、歯周病が進行すると動く細菌が増えます。2.炎症の程度 位相差顕微鏡の優れた点は、炎症に免疫反応している白血球を直接見ることが1位相差顕微鏡による観察で「できること」(図1)位相差顕微鏡による観察で歯周病診断「できること」と「できないこと」
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