おしむら歯科はなぜ小児矯正で成長を続けるのか
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2026年3月押村侑希機能が形態をつくる この運用と文化を支えているのが、私たちの臨床思想─「機能が形態をつくる」という考え方です。 本書の症例はすべて、同じ思想に基づいています。機能を整え、その結果として形態が整う。MFTで土台をつくり、Myobrace®で再学習し、イージーエキスパンダーで拡大と日常性を両立させ、必要最小限の固定式装置で仕上げる。順序を守り、役割を分担し、経過の評価を可視化する。 思想を整えずに拡大を追えば歪みが生じやすく、機能を整えずに形態だけを追えば後戻りしやすい。医院経営も同じだと考えています。失敗を含めた実践の記録 本書は成功談ではありません。当院の臨床例を紹介するPart 4 では、装置破損、装着拒否、家庭内マネジメントの崩壊、受験期の中断、里帰り出産による通院停止といった理想からはほど遠い現実と、それでも治療が進み、外科回避や非抜歯での改善、生活との両立に繫がった経過までを収めました。私の経験が、皆様の現場の判断や工夫の参考になればと願っています。小児矯正を軸にするための設計図 小児矯正が伸びない、スタッフが育たない、MFTが続かない、地域連携がかたちにならない、経営と臨床が分断している。そう感じているとしたら、それは能力不足というより、設計の問題であることが少なくありません。 本書では、うまくいかなかった時期も含めて、「どこで詰まり、何を変えたか」をできるだけ手順として残しました。小児矯正を医院の軸にするための設計図として、ご活用いただければ幸いです。

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