動画で身につくMFT 患者ごとに組み立てる口腔筋機能療法のテキスト
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 1978年と1979年に、バレット先生によるMFT講習会が東京で2回開催されました。その後、1981年から2018年まで約40年にわたり、ジックフーズ夫妻によるMFT講習会が開催されました。こうした歩みを経て、MFTは日本の歯科医療に着実に根づいていきました。近年、口腔機能が未熟な子どもが増え、成人や高齢者では口腔機能の低下現象がみられるようになり、口腔機能の訓練、維持へと方向を変えて口の健康づくりの支援が求められるようになってきました。 その一方で人口減少、少子高齢化に加え、国民の健康志向の高まりにより、歯科における疾病構造は変化しています。健康寿命の延伸に“食べる”、“のみ込む”、“話す”、“呼吸をする”という日常生活の基本となる口腔機能を歯科界から支援する必要が生じてきています。 2018年4月には、「口腔機能発達不全症」と「口腔機能低下症」が保険収載され、さらに2022年4月より口腔機能発達不全症の対象が15歳未満から18歳未満に拡大されました。健康保険へ口腔機能訓練が導入されて以来、時代のニーズとして一般歯科においてもMFTへの関心が高まっています。 その中心的な担い手として、歯科衛生士への期待がますます大きくなっています。今後口腔機能に関する研究が進み、根拠が証明されていくと、国民の関心がさらに高まっていくでしょう。全身の健康と口腔の健康との関連性に関心が向けられると、歯科衛生士の役割として、口腔ケアと同様に口腔機能訓練がクローズアップされてきます。 本書は、2025年発行の季刊DHstyle第6号の特集をもとに、内容を刷新して新たに口腔機能解剖の知識と口腔機能発達不全症に関する情報を加えました。 本書の推しは、VTR撮影の方法、エクササイズの一部、指導経過をQRコードから動画で見られるようになったところです。MFTを学ぶ方にとっても、すでにMFTを臨床に取り入れている歯科医院にとっても、本書は実践への確かな足がかりになるでしょう。多くの歯科医院で活用され、口腔機能を支える歯科医療の広がりに繫がることを期待しています。2026年7月 大野粛英推薦のことば

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