めざせ増患!脱・俺様院長! 自立型スタッフ育成プロジェクト
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●女性たちの私語は情報の宝庫と心得る「実はこういう面でAさんがいいと思います」「それでは、君に任せるよ」といった具合だ。ここで院長が自分の意見を押し通すと、スタッフは依存し、最終決断は院長に回ってくる。例え結果的に失敗したとしても、担当スタッフが決めたことは受け入れる。もし本当に迷っているなら、「それでは他のスタッフと相談して決めて」という具合に決定権をスタッフに渡す。こういうやりとりの繰り返しが権限移譲につながる。院長が女性スタッフに対するときに感じる違和感として、仕事中の私語の多さがある。「いったいいつ本題に入るのだろう」女性同士の会話を聞いて、そう感じる男性院長は私だけではないだろう。ものすごい雑談力だ。男性からみると、この私語や雑談はさぼっているようにしか映らないのだが、決して軽視してはいけない。雑談のなかには、そのスタッフのもつ「価値観」や、重要な「情報」までが含まれているのだから。第2章 STEP1 院長の自己改革・医院改革059

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