2026年保険改定対応 かかりつけ歯科医のための口腔機能低下症マニュアル
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累積生存201章 口腔機能低下症とは1.000.990.980.970.962505004年間追跡調査0口腔健常オーラルフレイル(口腔機能の低下)1,0001,250(日)図❶b オーラルフレイルと新規発症率およびリスク(生存率との関係)(参考文献1)より引用改変)750口腔機能と栄養の関係し、社会的孤立を助長する要因ともなり得る6〜8)。近年では、口腔機能低下が低栄養、サルコペニア、フレイルの進展に関与し、さらには誤嚥性肺炎の発症リスクとも関連すること9)が示されており、口腔は全身の健康を支える基盤的機能として位置づけられている。口腔機能と全身健康を結びつける一つの中核的経路として、「口腔機能低下→食・栄養状態の悪化→全身機能低下」という連関が広く知られている。この過程において栄養状態は単なる結果ではなく、口腔と全身を媒介する中間要素(因子)として位置づけられる。咀嚼機能の低下は食品選択の幅を制限し、硬い食品や繊維質の多い食品を避ける傾向を生む。その結果、炭水化物中心の食事に偏りやすくなり、タンパク質やビタミン、ミネラルの摂取不足を招く(図2)10)。また、義歯不適合や咬合支持の低下は食品摂取多様性の低下と関連し、栄養障害のリスクを高める。さらに、食事量の減少はエネルギー不足を招き、筋量低下を促進する。この筋量低下は全身の筋力のみならず、舌や口唇など口腔周囲筋にも影響を及ぼし、口腔機能のさらなる低下を引き起こす。すなわち、口腔機能低下と栄養障害は互いに影響し合う悪循環を形成する。また、高齢者では食事形態の変化も重要な問題である。咀嚼困難により刻み食や軟食へ移行する場合、エネルギーやタンパク質密度が低下することがあり、見かけ上は摂取しているようにみえても栄養不足に陥ることがある。このため、食形態の調整に加え、栄養価の確保という視点が不可欠である。さらに、食事は単なる栄養摂取行動ではなく、生活の楽しみや社会参加の一部としての意味ももつ。口腔機能低下により食

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