切歯乳頭頰小帯臼後結節歯槽頂線図❿ 解剖学的ランドマーク正中線歯槽頂線口蓋雛襞口蓋小窩翼突下顎雛襞レトロモラーパッド1/2下顎前歯部歯槽部後部歯槽部前方臼歯部歯槽頂線図 パウンドライン。下顎犬歯の近心隅角とレトロモラーパッドの舌側面を結んだ直線を指し、下顎全部床義歯臼歯部の人工歯排列をする際の目安になる。パウンドラインよりも舌側に排列すると、舌房が狭くなり、舌感不良や義歯不安定を来すことがある04. 口腔機能低下症と義歯治療レトロモラーパッド正中線歯槽頂線109患者本来の口腔機能を引き出す義歯治療とは位置を工夫した新義歯を装着し、旧義歯装着時と比較して舌口唇運動機能の改善を認めた。義歯治療が奏効せずいわゆる義歯難症例とされているケースのなかには、義歯に関する訴えの原因に気づかずに、何度も応急的な義歯調整を繰り返しているような症例が含まれていないだろうか。高齢者への義歯治療においては器質的な問題だけでなく、機能的な問題にも目をむけることは非常に重要である。そもそも適切な形態の義歯を装着することが患者本来の咬合圧や咀嚼能力を発揮するために重要である。全部床義歯製作時に基準となる解剖学的ランドマークを図10に示す。とくに、上顎ではハミュラーノッチ、口蓋小窩、下顎ではレトロモラーパッドや舌下ヒダなどの辺縁封鎖に関与する部位を適切に義歯床で被覆することが義歯の安定性を得るためには重要である。また、顎舌骨筋線よりも過度に下方に義歯床を延長してしまうと嚥下動作を阻害することがある。また、人工歯の排列位置についても、パウンドライン(図11)よりも内側に人工歯を排列してしまうと舌の動きを阻害してしまう。
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