DHstyle 2026年夏号
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図❶ 予防管理を行う筆者。予防だけではなく、全身の観察が重要歯科医療を支える全身管理のきほん 103 前回は、歯科衛生士がチーム医療として参加するモニタリングについてお話ししました。モニターの数値という客観的な情報をとおして、チーム全員で患者さんの安全を守る重要性を共有できたかと思います。 今回は、みなさんが日々の臨床で行うメインテナンス時における「全身管理」と、歯科衛生士から見た「歯科用局所麻酔」についてお話しします。 重要な使命です。 その日常のメインテナンスにおいて、みなさんは「患者さんのことをどこまで知って行っていますか?」ということが重要になります。 「口腔内だけ」を見ていては、本当のメインテナンスは完結しません。チェアーサイドでの何気ない会話や、患者さんの表情のわずかな変化のなかにこそ、全身状態の変化を見抜くヒントが隠されています。 メインテナンスの間隔は多くは3ヵ月ほどで、同じ患者さんを継続して担当していると、その変化にもすぐに気づくことができます。また、担当制ではなくとも、記録をしておくことで、他のスタッフが見ても対応できます。 血圧が高い、呼吸が少し浅い、元気がない、痩せたように見える、白髪が増えた、いつもより声のトーンが低い、歩き方などのサインを見逃さず、「いまの患者さんはどのような全身状態にあるのか」を察知することが重要となります。 人生100年時代を迎え、メインテナンスに来院される患者さんも高齢化が進んでいます。それに伴い、複数の全身疾患を抱え、何種類ものお薬を服用されているケースは、珍しいことではありません。そこで、メインテナンス来院時に私たちが多疾患併存状態・多薬剤処方の時代 メインテナンスでの情報収集と対応 「患者さんをどこまで知っていますか」 私たち歯科衛生士のおもな業務は、歯周組織の検査、ブラッシング指導といった「予防・メインテナンス」です(図1)。たとえば、口腔内の疾患を早期に発見して対応すること、インプラント治療を受けた患者さんに対しては、定期検診がいかに予後を左右するかを理解していただき、リコールを維持していくことは、私たちが担う非常にメインテナンスにおける全身管理と歯科用局所麻酔

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