DHstyle 2026年夏号
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客観的情報を収集•患者前任者への聴き取り•サブカルテの活用技術と指導力不足図❶ 引き継ぎが必要になった原因を探る。客観的情報収集を行って判断問題点を探る性格の不一致 78 DHstyle 2026 SUMMER考えられるケース 患者さんの引き継ぎにあたり最も多いのは、中堅あるいはベテランの歯科衛生士から、経験が浅い歯科衛生士に引き継がれるケースです。 しかし、なかには逆のケースも見受けられます。理由はさまざまですが、前任者の退職・休職以外にも、治療の難易度が高く歯科衛生士が技術面でつまずくケースや、歯科衛生士と患者さんとの相性が悪く、うまくコミュニケーションがとれず、十分な信頼関係を築けないまま、治療に支障を来すケースなどが考えられます。 前者の場合は、歯科衛生士がスキルアップすることで対応できるため、解決策はシンプルです。しかし、後者の場合には患者さん側が担当歯科衛生士にNGを出したのか、それとも歯科衛生士自身の問題(技術不足や、コミュニケーションスキルなど)かどうかで対応が変わってきます。 いずれの場合にも、うまくいかなかった原因を考察し、前任者と後任者、あるいは歯科医師を含めて解決策を検討することが重要です。その際に、多くの情報が記されたサブカルテが、非常に重要な役割を果たします。引き継ぐ前に(客観的情報の収集) うまくいかなかった原因については、後任者が、患者さんにかかわりつつ探っていくのは通常ですが、事前に情報を分析しておくと問題点を早く見つけられます。後任者が落ち着いた気持ちで患者さんに接すれば、しっかり引継ぎが行われていることが患者さんにも伝わり、安心感を与えられます。 幸いにも前任者が在籍している場合には、納得がいくまで聴き取り、問題点を探り出せます。しかし、退職などで連絡できない場合には、サブカルテが役に立ちます。記載内容には問題解決の糸池田有妙子 yumiko IKEDA長野県・汲田歯科医院 歯科衛生士新人からベテランへの引き継ぎ問題点を探る(図1)患者さんの性格や価値観の重要性

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