DHstyle 2026年夏号
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62 DHstyle 2026 SUMMER図❶ 患者の変化(詳細は後述)50代70代第6回国際歯科シンポジウム10月4日(日)13:30〜 口腔機能というと、高齢者だけに関係するものと思われるかもしれません。しかし、食べる、飲み込む、話す、呼吸するといった機能は、乳幼児期から育ち、高齢期にかけて人生のなかで変化し続けます。 私たち歯科衛生士は、日々のメインテナンスやSPT(Supportive Periodontal Therapy)において、歯周病やう蝕の管理を中心に患者さんとかかわっています。PCR(Plaque Control Record)やBOP(Bleeding on Probing)、PPD(Probing Pocket Depth)の変化を確認し、セルフケアを支援しながら口腔内を良好な状態に保つことは、歯科衛生士の大切な役割です。 これまでの私は、歯周基本治療からSPTへと繫げ、口腔内を安定した状態に維持することが、歯科衛生士にとって最も重要な仕事だと考えていました。しかし、臨床を重ねるなかで、メインテナンスやSPTの延長線上に「口腔機能をみること」が大切であると感じるようになりました。歯や歯周組織だけではなく、舌や口唇の動き、口腔乾燥、発音、咀嚼、嚥下の状態にも目を向けることで、患者さんの小さな変化や“口の衰えのサイン”にいち早く気づける場面が増えたのです(図1)。 とくにSPTでは、同じ患者さんを継続して診ることができるため、「以前と比べてどのように変わったか」を把握しやすい立場にあります。高齢者だけではなく、中年期の患者さんから口腔機能の変化を捉えることで、早期の予防や改善に繫げることも可能です。 本稿では、日々のメインテナンス・SPTのなかで、どのように口腔機能低下のサインを見つけ、患者さんへ伝え、検査や管理へ繫げていくのかを、実際の臨床経験を交えながら考えていきます。歯科衛生士が口腔機能に目を向ける理由歯科衛生士が口腔機能に目を向ける理由塚本佳子東京都・松島歯科医院 歯科衛生士あなたの毎日のメインテナンス・ SPTに組み込む口腔機能管理

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