152近年、「年商1億円のクリニックを作る」という言葉を、講演会やWebセミナーなどで目にする機会が増えました。しかし、なぜ「年商1億円」なのでしょうか。これは単なるキリのよい数字だからではありません。「1億円の壁」が、院長がプレイヤーから経営者へとシフトする転換点のことだからです(図1)。もちろん、院長がプレイヤーであること自体を否定するものではありません。むしろ重要なのは、院長がプレイヤーとしての役割に専念できるような「仕組み」を整えることです。もしこの「仕組み」作りができていないと、次のような問題が起こりやすくなります。①院長が多忙となり疲弊し、重要な意思決定ができなくなる②教育に時間を割けず、メインテナンス業務や自費診療契約率が伸び悩む③ スタッフとのコミュニケーションが減り、退職や組織内の不協和音が生じやすくなるこのような状況に陥らないためには、院長が組織のリーダーとして「人を動か図❶ 年商1億円未満で発生する“人の壁”年商1億円未満のクリニックにみられる代表的な課題歯科医院の年商規模と必要な組織体制必要な組織体制1.院長が「個人プレー」で疲弊しきっている2.自費契約率やメンテ継続率が伸びない3.従業員満足度が低く、人材が定着しない年商院長一人で達成可能院長と歯科衛生士の各々の個人プレーで達成可能医院の運営・動線設計など「仕組み」が必要、 チームプレイが必須4 ケーススタディ:年商1億円未満医院の突破口6000〜8000万円8000〜1億円1億円〜浅野 惇太(愛知県・あさの歯科クリニック)KPI設計がもたらす従業員満足と 顧客満足の好循環
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