デンタルダイヤモンド 2026年9月号
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図❷ 掌蹠膿疱症の手、足の状態図❸ 掌蹠膿疱症の爪の状態副鼻腔炎副鼻腔炎掌蹠膿疱症掌蹠膿疱症掌蹠膿疱症性掌蹠膿疱症性骨関節炎骨関節炎図❹ PPPの発症・悪化誘因歯性病巣歯性病巣歯周炎歯周炎喫煙喫煙扁桃炎扁桃炎歯科金属歯科金属腸内細菌の変化腸内細菌の変化 発症誘因59全には解明されていないが、初期段階として皮膚の表皮内にある汗管付近にまず小さな水疱が形成され、その後に免疫異常による炎症性サイトカインの過剰な働きによって好中球などの免疫細胞が引き寄せられることで膿疱が形成されると考えられている。 これらの反応にはインターロイキン(IL)-17、IL-23などの物質が複雑にかかわっているが、これらの病気の原因となる特定の物質を標的としてピンポイントで抑制する薬剤が生物学的製剤である。IL-23阻害薬はTh17細胞の維持・分化を抑えてIL-17産生を元から断ち、IL-17阻害薬は表皮肥厚や好中球遊走などの炎症シグナルを直接ブロックし、既存治療で効果不十分な場合に用いられる強力な治療選択肢となっている。 生物学的製剤は高い改善効果が期待できる一方、「高額な医療費」、「感染症のリスク」、「奇異性反応(パラドキシカル反応)による皮膚病変の誘発」などの問題点が指摘されている。 PPPのおもな発症・悪化誘因には、喫煙、慢性的な感染症(病巣感染)、金属アレルギー、ストレスなどが深く関与しているとされ、これらの因子が免疫系に影響を与え、手足の炎症や膿疱を引き起こすと考えられている(図4)。1.喫煙(最大の要因) 喫煙習慣はPPPの発症および症状悪化に深く関与しており、喫煙者または過去に喫煙していたケースが多い3)。喫煙がPPPの発症に関与することは、メカニズムとしてIL-17などの炎症性物質を増加させる、炎症を起こすリンパ球(Th17)を増加させるなどの作用が考えられている。また、喫煙を続けることでPPPの治療効果が低下するという報告4)もあるため、治療において禁煙は必須である。2.病巣感染(慢性的な炎症) 体のどこかにある慢性的・無症状の感染症が誘因となる。とくに扁桃炎(扁桃肥大)、歯性病巣、副鼻腔炎が原因として挙げられて

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