デンタルダイヤモンド 2026年7月号
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マイクロスコープを用いることで抜歯窩内の病変部を確実に、そして低侵襲に掻爬できる。⃝症例11)マイクロスコープ下にて抜歯窩に不良肉芽などがないことを確認する(図5) 埋伏歯の抜歯においても「どこを切削すれば容易に抜歯できるか?」といった判断にもマイクロスコープは有用である。⃝症例21)CBCTにて7遠心に埋伏歯が引っかかっていることを確認(図6a)2)マイクロスコープ下にて咬頭部を1㎜程度削合する(図6b)3)へーベルにて脱臼して持ち上げてみたが、まだ引っかかっている部位があることを確認(図6c)4)ヘーベルで持ち上げながら引っかかっている部位を削合(図6d)5)鉗子にて埋伏歯を撤去(図6e) この症例では歯肉の切開や骨の削合を行うことなく、30分程度で抜歯を完了した。切開していないので、縫合することなく処置は終了し、術後の疼痛、腫脹もほとんどなく、低侵襲に抜歯を行えた。図❺ 42歳、女性。歯根破折により抜歯を余儀なくされた。抜歯後の補綴はインプラントを希望されたため、病変、不良肉芽の徹底除去を行った外科処置:症例1 どのような歯科治療に マイクロスコープは有用か 外科処置での マイクロスコープの有用性56 結論として、「マイクロスコープの使用はすべての歯科治療に有用である」と筆者は考えている。複数台のマイクロスコープを導入する医院が多いということは、「マイクロスコープユーザーの多くが同様に感じている」という証拠であろう。筆者は長らく自由診療専門医であったが、歯内療法を専門とした歯科医ではない。むしろ歯内療法には「苦手意識」をもっている一般歯科医(GP)である。 2021年に父の歯科医院を引き継いだことから保険診療を始めたが、当然、保存処置、補綴処置、外科処置がルーティーンワークとなり、1日の診療時間のほとんどでマイクロスコープを使用している。むしろ、患者の口腔内を裸眼で見るのは「浸潤麻酔」「ラバーダムの装着」「義歯の着脱」だけである。 以下に、具体的な臨床例からマイクロスコープの有用性を示したい。 大きな病変を有した歯の抜歯ケースにおいて、抜歯そのものは裸眼で行ったとしても、

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