デンタルダイヤモンド 2025年12月号
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N■2°ABCABCN2°N5°(図3)AV. NORMAL2°AV. NORMALANB  2°ʻWITSʼ 0㎜よりANBが変化する(図2)LONG ANT. CRANIAL BASE(SN)■5°CL. Ⅲ ROTATIONANB ■5°ʻWITSʼ 0㎜SHORT ANT. CRANIAL BASE(SN)8°CL. Ⅱ ROTATIONANB  8°ʻWITSʼ 0㎜その2つの線のなす角度がANBとなる。 ANBは便利でわかりやすい指標であるが、単独で使用すると誤判断の可能性がある。頭蓋基底(SNライン)の長さや傾斜、咬合平面の角度によりANBは変化するため、補助的な分析が必要である。1)頭蓋基底(SNライン)の長さや傾斜に 図2のように上下顎の咬合は同じであるが、S点、N点の長さや角度が変わると、A点・B点との角度(SNA・SNB)も変化し、ANB角も変化する。2)咬合平面の角度によりANBが変化する 同様に上下顎の咬合は同じであるが、咬合平面の傾きによりANBの値が変化する。また、治療においては咬合平面を傾斜させることにより、近遠心的な不正咬合の改善もでき54図❷ 脳頭蓋底(SNライン)の長さによりANBの角度が変わる(参考文献1)より引用改変)図❸ 咬合平面が傾くとANBの角度も変わる(参考文献1)より引用改変)

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