デンタルダイヤモンド 2025年3月号
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生理的調和動的■合(アンテリアガイダンス)静的■合(上下歯列の■合接触点)上顎歯列(位置、形、表面性状)顎位(ICPとCRの一致)図❷ FTA Treatment Process■合高径図❸ 骨格Ⅰ級Mガイド。側方運動時、下顎の犬歯尖頭が上顎犬歯近心内斜面を滑走する。適切なディスクルージョンが得られることで、天然歯や補綴が壊れにくい図❹ 骨格Ⅱ級Dガイド。側方運動時、下顎の犬歯尖頭が上顎犬歯遠心外斜面を滑走する。適切なディスクルージョンが得られないため不要な側方圧がかかり、天然歯や補綴が壊れやすい35①Esthetics(キレイ、一般的な見た目)②Function(咬める、会話など機能性)③Structure(壊れにくい構造)④Biology(清掃性、メインテナンスしやすい)の4項目を十分に満たしていなければ、生体のバランスが失われ、過度な咬合力による機能障害や補綴物の破損に繫がる。さらには、歯肉との不調和による審美障害や清掃不良といった生物学的な不調和を引き起こしやすく、医原性疾患の原因となり得る。 咬合再構成の治療ステップを考えるにあたり、総義歯の作製順序を思い浮かべるとイメ

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