00(%)402017.217.25.730代以下40代すでに承継不明予定なしその他3.7無回答1図❷ 管理者の年代および将来の継承の予定(参考文献3)より引用改変)科医師が19,649人と最も多いです。ちなみに20代は全国で30人、30代は2,555人しか歯科医師会に加入していません2)。 歯科医院管理者の76.2%は50代以上で、統計上は、2040年には日本の歯科医院の76.2%が前期高齢者を超える開業医で占められるとされます(図2)。さらに、そのなかでも事業承継者がいる割合は6.8%程度しかありません3)。 この統計からわかるように、これから日本の歯科医院は大廃業時代を迎えます。このような時代の到来を誰が予想していたでしょうか。世の中の認識として、歯科医院は過剰だ、歯科医師が多すぎるなどとされており、インターネットで検索すればそれに関する記事はかなりの件数がヒットします。しかし現実はまったく異なり、2008年を境にして徐々に歯科医院廃業数が開設数を上回り始め、相当数の歯科医院が廃業しています。また、歯科医院の地域格差も深刻になっています。東京や大阪、名古屋などの都心部は歯科医院過剰かもしれませんが、都心から離れた田舎では、ほとんどの地域で医療資源が不足しています。 2024年4月16日に財務省は、財政制度等審議会において大都市部で医師や診療所が過剰になり、地方では過小となる傾向が続くとして、診療所過剰地域での新規開業規制や1点あたりの診療報酬引き下げ、勤務医から開業医へのシフトを促さないような診療報酬体系への変更を提言しています。36.036.030.350代60代管理者の年代106.86.820304036将来の継承の予定日本の歯科医院の9.90.9無回答70代以上5060(%)事業承継ができる52.5全国にほとんどない2040年には50%が消失歯科医院は13いま必要な歯科経営学とは
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