10時間でわかる歯科経営学
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630万万万万万万万万万万万万万万万万万〜万満未万50013,000500〜1,0001,000〜1,5001,500〜2,0002,000〜2,5005,000〜5,5002,500〜3,0005,500〜6,0003,000〜3,5006,000〜6,5003,500〜4,0006,500〜7,0004,000〜4,5007,000〜8,0004,500〜5,0008,000〜9,0009,000〜10,00010,000〜13,0001.概論 約30年前、歯科医院経営はバブルの時代でした。先輩の先生は口を揃えて「昔は歯科医師がよい時代だった」とお話しされます。当時は研修医制度が存在しなかったため、歯科大学を卒業すればすぐ開業でき、技術さえあれば患者が自然と集まり、歯科医院経営が成り立つ時代だったそうです。歯科医院によっては、朝6時から22時まで開院していたという話も聞いたことがあります。しかし、労働基準法の改正や長時間労働の是正など外部環境の大きな変化により、現在の歯科医院経営は当時の面影をまったく残していません。 歯科医院の平均医業収入は3,500~4,000万円、中央値が4,000~4,500万円(図1)です。そのほとんどが歯科医師1名とスタッフ数名であり、勤務医や歯科衛生士を多く雇うことができ、医業収入が1億円を超える歯科医院は全体の5%程度1)しかありません。 歯科医師会に所属している開業歯科医の平均年齢は62歳3ヵ月で、60代の歯(%)97.54.51.5図❶ 歯科医院経営実態調査と分析(参考文献1)より引用改変)12最頻値平均値中央値髙屋 翔 (京都府・髙屋歯科医院)第1章 経営を持続させる基本的な考え方を養う1.概論いま必要な歯科経営学とは

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